カテゴリ: 俳句
俳句ポスト「野分」金曜日
俳句ポスト「野分」の結果発表を見てきました。
まだ胸がドキドキしています。
「野分」素敵な季語ですよね!
天の
トマト使いめりるりらさま、
おめでとうございます!
実は水曜日の投稿で初めて拝見した時から
(ただものじゃないゾ、この人…)と
思っていた方ですー☺
以下
俳句ポスト365より引用
草木を揺らしに揺らす強い風が、野を吹き起こしているのです。草木が生き物のように猛ります。風は湖へと吹き抜けます。野の風をうけた水面は鱗のように逆立っています。見飽きることのない風のかたちと水のかたち。作者はそれを「ひねもす」一日中うっとりと眺めているのです。「野分立つ」「鱗立つ」と言葉を重ねつつ、実にシンプルな美しさをもって「野分」を表現し得た作品です。
トマト使いめりるりらさま、
おめでとうございます!
これからも素敵な句と、
水曜日の楽しいコメントを楽しみにしております!
俳句ポスト『藤袴』
俳句ポスト『藤袴』の
千年はゆたかでわづか藤袴 まんぷく 源氏物語へと連想を繋いだ人も多かった今週の兼題「藤袴」。それも一つの発想法ですから悪いことではないのですが、ややもすると、連想が同じあたりに集まってくることも否めません。
この句が見事だったのは、連想から「千年」というキーワードを手に入れた段階で、それ以外の源氏物語に関する情報を入れないと決めたことです。つまり、「藤袴」と「千年」を取り合わせれば、読者は一句の背後に源氏物語の世界を想起してくれるに違いないと、判断できているということです。
「千年」とはなんと「ゆたか」な年月だろう。そして、なんと「わづか」な時間だろう。この悠々たる感慨を受けて、下五「藤袴」は豊かに咲き、僅かな時間を彩るのです。
フジバカマという種は、秋の七草でありながら、一時は絶滅寸前となりましたが、今は各地でフジバカマを植える活動も広がっています。これらの動きもまた、「千年」の中のささやかな出来事に過ぎないのでしょう。
藤袴殖えゆく吾の死後の庭 比々き ここまで見てきて改めて思うのは、「藤袴」という季語は地味な咲きようにもかかわらず、非常に深い世界をもっていることです。植物の季語で、歴史にかかわる長い時間を内蔵しているのは、桜ぐらいかと思っていたのですが、「藤袴」も侮れない力をもっていたのですね。
「吾の死後の庭」を思う時、慈しんで育てたさまざまな花たちは皆枯れ果て、きっとこの「藤袴」だけが殖えていくに違いない。その思いは、淋しいようでいて慰められるようでもあります。この曖昧な感情を表現し得るのが、季語「藤袴」なのだと思います。
「吾の死後の庭」に殖えてゆく「藤袴」には、アサギマダラが集まってくるかもしれません。ゆらゆらと翻るそのさまは、弔の歌のようでもあります。
金曜日の結果発表を見てきました。
天の句は、
この句が見事だったのは、連想から「千年」というキーワードを手に入れた段階で、それ以外の源氏物語に関する情報を入れないと決めたことです。つまり、「藤袴」と「千年」を取り合わせれば、読者は一句の背後に源氏物語の世界を想起してくれるに違いないと、判断できているということです。
「千年」とはなんと「ゆたか」な年月だろう。そして、なんと「わづか」な時間だろう。この悠々たる感慨を受けて、下五「藤袴」は豊かに咲き、僅かな時間を彩るのです。
フジバカマという種は、秋の七草でありながら、一時は絶滅寸前となりましたが、今は各地でフジバカマを植える活動も広がっています。これらの動きもまた、「千年」の中のささやかな出来事に過ぎないのでしょう。
〈以上俳句ポスト365より引用〉
まんぷくさま、
天 おめでとうございます!
「ゆたか」と「わづか」の二語で千年を。まず感動で放心しました。
そして夏井先生の鑑賞の深さ。
『「藤袴」と「千年」を取り合わせれば、読者は一句の背後に源氏物語の世界を想起してくれるに違いない』
『「千年」とはなんと「ゆたか」な年月だろう。そして、なんと「わづか」な時間だろう。』
再び放心。
なんも言えねえ。。。
改めてまんぷくさま、おめでとうございます!☺️
素晴らしい句をありがとうございました✨
もう一つ、気になった夏井先生の鑑賞☺
「吾の死後の庭」を思う時、慈しんで育てたさまざまな花たちは皆枯れ果て、きっとこの「藤袴」だけが殖えていくに違いない。その思いは、淋しいようでいて慰められるようでもあります。この曖昧な感情を表現し得るのが、季語「藤袴」なのだと思います。
「吾の死後の庭」に殖えてゆく「藤袴」には、アサギマダラが集まってくるかもしれません。ゆらゆらと翻るそのさまは、弔の歌のようでもあります。
〈以上俳句ポスト365より引用〉
『植物の季語で、歴史にかかわる長い時間を内蔵しているのは、桜ぐらいかと思っていたのですが、「藤袴」も侮れない力をもっていたのですね。』
という発見。
なんだかもう、放心からの放出…
ふしゅー〰️…………って。
しばらくモノが考えられない状態でした。
比々きさま、
地 おめでとうございます!
私、藤袴になら庭が覆い尽くされてもいいかも?とちょっと思ってしまいました☺
過去を詠んだ句が多い中、未来に思いを馳せた句をありがとうございました。
感動で、しばらく動けなかった朝でした😆
かき氷
夕立や鉢を出したら②〈追記あり〉
今日も夕立です。
今日は夫が天気予報で見て、
「昼過ぎたら夜まで雨らしいで」と
教えてくれていました。
…あれ? ということは、
私が夕立と思っているこの雨は
夕立ではないのか?
まあ、いいや。
雨なら植木鉢をベランダの雨の当たるところに
だすよねえ!
おー、いい感じ
実は、ハダニ退治と防止に
シャワー代わりに葉っぱに水を当てるのが
一番の目的なので、
鉢に雨が入らなくてもそこまでがっかりは
していません。
うちはベランダにホースが引けなくて、
水やりは4Lの如雨露でしています。
如雨露だと葉裏への水の散布がしにくいので
ハダニがつきやすいのです(うちは特に)。
毎日鉢に水遣りしたあとには必ず気を付けて
葉水を掛けていますが毎年ハダニにやられます。
(ピエール・ドゥ・ロンサールが元気だった時は
ハダニから守るのに大変でしたが、
霧吹きで葉裏に葉水をしだしてからは
被害は最小限に抑えられるようになりました。
***この方法は黒星病に弱い品種は
向かないかもしれません。
品種によっては
葉が直ぐ乾く風のある午前中の
日の当たらない時間帯に行う、
水の土の跳ね返りが葉に当たらないように
マルチングしておく等、
ご自分で品種の特徴を把握して
十分に気を付けてください***)
動かせる鉢なら動かして、雨に当てておきたい。
←水道代を節約したい(笑)
って、あれ?もう晴れてきた
夜まで降るんじゃなかったの??
えーーー?
夕立に鉢を出したら今日も止み
畦のすみれ
因みに昨日の、
夕立や鉢を出したら止みにけり の句は、
夕立や、の切れは
夕立や!!という感じで読んでいただけると
後の措辞がよりがっかり感じられ、
ベランダ園芸家の気持ちが掴めるかも
しれませんし、掴めないかもしれません
〈追記〉夕立や、の句ですが、姉より切れ字の使い方で教えてもらったことがあり、
夕立に、の句に訂正しました
んーーー、
もうちょっと降ってくれたら
もうちょっと涼しくなりそうだったのに。
でも、夕立は本当に助かります。