久しぶりに映画館で映画を2本、

家でも2本観ました。


観た順番は、

『ピンポン』
『HOKUSAI』　
『ショーシャンクの空に』
『ヒルコ／妖怪ハンター』


『HOKUSAI』と
『ヒルコ／妖怪ハンター』が映画館。

『HOKUSAI』は、
大阪九条のシネヌーヴォ。
趣ある、古きよき素敵な映画館です。

公開から日が経ち、もう劇場では観られないかと思っていたので
思いきって初めて九条まで行ったのですが、
このシネヌーヴォ、
映画館の入り口からの素敵な佇まいと、映画を愛する常連さんとチケット売りのお姉さん、館内の陳列品などの雰囲気全て、どこまでも痺れる映画館でした。

カエル、イカしてる！


それから諦めていたパンフレットまで買えてよかったです！☺せっかく来たのだから思いきって「パンフレットはありますか？」と訊いてみたら、「扱いのあるものとないものがあります」とのお返事。「HOKUSAIは？」「ございます！マスクケースもございます(笑)」ということでした。


マスクケースは赤富士が素敵なんですが、
表面も裏面も富士山は透明に透かしてあるので
マスクを入れると富士山はマスクの色になっちゃいます(笑)
マスクケースは持っていなかったので、ちょうどよかったのかも☺


田中泯さんが大好きで観に行ったのですが、
歌麿役の玉木宏さん、種彦役の永山瑛太さんにハマりました。
津田寛治さんも、青木崇高さんもキャスティング上手いなあという役で素晴らしかったです。

主要キャストの方から版元や遊郭のお店の従業員や北斎のお弟子さん、武士である種彦の家の女性、いろんな脇の役者さん全てが素晴らしく、全員でこの映画を作り上げようという気魄のようなものを感じました。

絵を描く筆運びや、版画の下絵、掘り師、摺師の場面も少しあり(パンフレットにも)、観てよかったと思いました。

版画なんですよね、これ下絵師が絵を描いて、
版元がOKだしたら
絵師が今度は下絵を描いて、
その下絵を掘り師が掘って、
摺師が色を重ねていく。

やれるなら私は掘り師がいいな。
老眼だからもうダメだな😅



そして、

『ヒルコ／妖怪ハンター』は
神戸の元町映画館。

夕御飯のあと、最終上映で観てきました。



30周年記念のレストア&リマスター版です。

30年前には(妖怪ハンターを映画化！？無理無理)と頭から決めつけて観ずだったので初めて観ます。



沢田研二さんが、こんな…これ、稗田なん…？

え？月島って『赤い唇』やん？

えっ？えっ？？ヒルコの造形？？

あ、ちょっと生命の木っぽいかも？